畳の健康とメンテナンス
すがすがしい香りと、優しい感触をいつまでも保つには
日頃のお手入れが大切です。
新しい畳、あのイグサの香りと優しい感触、実に気持ちのいいものです。
まさにお部屋の空気を一新します。
でも、そんな畳も年数がたてば徐々に色あせ、弾力性もなくなってきます。
また、ダニなどの発生や汚れも目立ってきたりします。
畳の空間を気持ちよく保つには、ちょっとした日頃のお手入れが効果的。こまめに掃除機をかけたり、固く絞った雑巾で拭くようにするだけでも、あのすがすがしさを少しでも持続させることが出来るのです。
湿度管理チェックリスト
家にたたみの部屋がある。 | |
できるだけ窓を開け換気を心掛けている。 | |
換気する時、対角線方向の窓を開けるなど、効果的な換気をしている。 | |
炊事の時、換気扇を回している。 | |
入浴中、換気扇を回すか窓を開けている。 | |
入浴中、浴室の乾くまで換気扇を回すか窓を開けている。 | |
家の中に湿度計がある。 | |
室内の調湿を考えて炭を置いている。 | |
床下の換気口を大きくとっている。 | |
壁素材は土壁や珪藻土を使用している。 | |
鉢植えは出来るだけ室外に置いている。 | |
室内に洗濯物を干さない様にしている。 | |
乾燥機(洗濯用・食器用・浴室)の排気は室外に排出している。 | |
石油・ガスストーブやファンヒーターを使用する時は換気している。 | |
石油・ガスストーブの上に、やかんをのせない様にしている。 | |
加湿器の使用は出来るだけひかえている。 | |
窓ガラス、アルミサッシにできた結露をふきとっている。 | |
窓ガラスの結露防止を考えて複層ガラスを使用している。 | |
室内で犬・猫・小鳥等のペットを飼っていない。 |
チェックの数で湿度の危険度がわかります!
15以上 | 湿度管理には問題ありません。 定期的に住まいの健康診断をしましょう。 |
14~10 | 室内に湿度計を置き、湿度管理を心掛け、できるだけ換気をしましょう。 |
9以下 | 室外の危険性があります。床下のチェックをおすすめします。 |
畳のお手入れ方法
- ぬれ雑巾で拭くと畳の光沢がなくなります。掃除機をかけ、固く絞った雑巾が、乾いたぞうきんでカラ拭きをしてください。
- 掃除機のかけ方は、畳の目に沿ってゆっくりと。1畳40~60秒かければ、アレルゲンの減少・増殖防止になります。
- 天気の良い日には、窓を開けて風を通しましょう。
- 直射日光は畳表の変色をまねき、傷みを早めますから出来るだけ避けてください。
- 畳の上にはジュータンなどを敷かないでください。畳の呼吸をさまたげカビ、ダニなどが発生する原因となります。
- 梅雨の季節、湿度の高い時は窓を開けず、エアコンで室内の除湿をしてください。
- ピアノや机のような足のある重いものは直に置かないこと。
- できれば年1~2回日晴れた日に畳干しをするか、畳を少し浮かせて風を通すことが大切です。
畳のしみや汚れの処理
焼けコゲをつくった
タバコの様に小さい場合は透明のセロハンテープを貼ってコゲ穴を大きくしない様にする。
畳にカビがはえてしまった
消毒用アルコールを布に浸み込ませて拭き取る。
まず乾燥させることが大切です。窓を開けて換気、もしくは除湿機やエアコンのドライ機能などでお部屋の除湿をします。
乾いてから掃除機でカビを吸い取り、その後もよく乾燥させましょう。
醤油をこぼした
こぼした上に小麦粉、ベビーパウダー等をふりかけ、粉末に吸い取らせ掃除機で処理する。
日焼けをすこし消したい
中性洗剤でかたく絞った雑巾で雑巾がけをしてから、酢をまぜたお湯で拭く。
家具の跡がついた
凹んだ所に適度に霧吹きして、ぬれタオルを当てアイロンをかける。
灯油、おしっこをこぼした
粉末の洗剤・クレンザー・塩・小麦粉等をふりかけ、充分液体を吸い取らせ掃除機で処理し、その後かたく絞った布で何度も拭く。
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